内藤順子が描くチリの「取るに足らないものたち」—開発支援の人類学的視点とは?
『取るに足らないものたちの民族誌』とは?
内藤順子氏による本書は、チリという南米の国で行われている開発支援を舞台に、その現場で見過ごされがちな人々やモノに焦点を当てた人類学的研究です。
なぜ「取るに足らないものたち」なのか?
開発支援の現場では、しばしば大きな政策や資金、組織に注目が集まります。しかし、内藤氏はそこにひそむ小さな日常や見落とされやすい存在こそが、社会の本質を映し出していると考えました。
本書の魅力
- 人類学的フィールドワークによる生き生きとした描写
- 政治や経済の枠を超えた人間の営みの理解
- チリの社会構造や文化の新たな視点
誰におすすめ?
- 開発支援や国際協力に関心のある方
- 社会学・人類学の研究者や学生
- 南米文化やチリに興味がある人
内藤順子の緻密な調査と洞察が織りなす、目に見えにくい存在たちの物語。あなたもこの民族誌を手に取り、見過ごしていた世界を覗いてみませんか?